2001年、私は、突然、化学物質過敏症になりました。
頭痛が始まるとリビングで倒れたまま動けなくなったり、外食をしたり、既製品を食べると、具合が悪くなって2・3日寝込んでしまうこともありました。病院に行っても真剣に取り合ってもらえず、八方ふさがりでした。
そして、あらゆることを試していく中で、抗酸化リフォームや自然な生き方との出逢いがありました。
今では、化学物質過敏症のおかげで、以前より、人生が良くなったと思えるくらい位です。
最初のきっかけ
化学物質過敏症の最初のきっかけは、家の食器が増えてきて、入れる棚が少なくなって食器棚を買ったことでした。
低ホルムアルデヒドで刺激が少ないということで購入したのですが、接着剤の中の化学物質に身体が反応してしまったのです。
まずは、唇が真っ赤に腫れてきて、次第に顔全体に広がりました。そして、眼が腫れてまぶたの皮膚が破れて切れたりしました。
鏡を見て、これでは家の外には一歩も出られない。このままなら社会から抹殺されてしまうんじゃないかと心配で一杯になりました。
その時は、2月・3月のことで、私は学校でドイツ語の非常勤講師をしていたので、幸い、職場が休みでした。
お医者さんに行って、もらった薬を服用すると、治るどころか、一週間で顔がピンピンに腫れてしまいました。
原因は薬の主要成分であるステロイド。
継続使用は危険だとネットで知り、怖くなってやめました。
お医者さんには伝わらないのかな?
それから、足裏のマッサージ、健康食品、断食、オステオパシーなど、良いと聞いたものは何でも試すという、
化学物質過敏症と私との付き合いが始まりました。
顔の腫れは、漢方の先生の治療で良くなったのですが、仕事面では、新しい校舎での授業時には頭痛がするので、旧校舎に変えてもらったこともありました。家では、新しく買ったパーチクルボード製のステレオラックで、身体に刺さるような感覚があって、見てみると手首に血がにじんでいるようなこともありました。建物や家具に使われる接着剤が主な原因だと後で知りました。
また、食べ物にも過敏になってしまいました。外食をしたり、既製品を食べると、身体の具合が悪くなって2・3日寝込むことがあったり、今でも、誰かと一緒にケーキを食べたりすると、2・3日は、お腹が苦しかったりします。駄目と分かっていても、たまに、食べてしまうんです。
美容師の友人が「刺激が少ないので絶対に大丈夫」というので、髪を染めてもらったこともあったのですが、すぐに、耳鳴りが始まって、しばらく止まらなくなったこともありました。いったん頭痛が始まると、ベッドで寝返りもうてなくて、水を飲んでも吐いてしまうこともありました。トイレに行こうと2階から降りてきて、そのまま居間でうずくまって動けなくなってしまうようなことも、2ヶ月に1回くらいのペースでありました。そして、体重もどんどん落ちていきました。
化学物質たっぷり生活のツケ
ふりかえってみると、もともと、私は、アレルギー体質でした。その許容量が超えてしまったんだと思います。
そうとも知らずに、31歳で家を新築してから、化学物質にまみれた生活をしていました。
衣類には、パラジクロルベンゼンの入った防虫剤を大量に使用し、塩素や合成洗剤を使って、一生懸命掃除をしていたのです。
それが今回許容量を超えて、一気に症状が出てきたのだと思います。
リフォームのきっかけ
リフォームをしようと思ったのは、寝室が狭かったことと、畳の匂いが嫌だったことがあります。
おそらく、化学物質に反応していたんだと思います。
あと、家具に囲まれて寝ていたので、地震が来たら下敷きになって即死だなと思って、それが心配でした。
ところが、主人と一緒に、モデルルームや建築現場を見学しに行ってみると、
入り口に近づくだけでウワッというのがあって、入ることが出来ませんでした。
炭1トンの家も中に入ることは出来ませんでした。
普段、工事現場の前を通りがかる時にも、グワーンと感じるものがあるので、走って通り過ぎていました。
不思議なバケツ
そんな中、飛栄建設さんを知ったきっかけは、ある断食のセミナーで、抗酸化リフォームの話を聞いたことでした。
「一度、工事現場の見学にいらしてみたら?」ということで、早速、出かけてみると、そのお家には入ることができました。
あと、以前、抗酸化のバケツでつくったジュースを頂いたことがあり、私も面白いなと思ってそのバケツを購入していたのです。
普段は、みそや漬物をつくるのに使ったり、寒い季節には、野菜を保管するのに使っています。
スーパーで買ってきた野菜を、しばらく入れておくと、刺激が無くなって美味しくなるように感じています。
あと、どうしても耳鳴りや頭痛が止まらない時に、ふと、そのバケツを頭から被ると不思議と楽になったことがあって、
以来、私にとっては手放せないものになっていました。
それが、松田社長がうちに来てくれて、リフォームもバケツも同じ人がやっているのを初めて知ったのです。
リフォームの相談中、松田社長は、いつもニコニコしてくれていたので、とても安心することが出来ました。
建築屋さんって胡散(うさん)臭い?
それまでは、建築屋さんって、何となく胡散臭い感じを持っていました。
というのも、最初に家を新築したときには、雨漏りがしたり、他にもトラブルがあったにもかかわらず、
業者の対応が悪かったという経験をしていたからです。
いくらお願いしてもきちんと対応してくれない方との交渉は、正直、かなり疲れるものがありました。
それから、建築屋さんと話す時には、「こっちもだまされまい」と想って気が張りましたが、飛栄さんには、それもありませんでした。
最初から最後まで、ちゃんと聞いてくれて、仕事もしっかりしていたと思います。
天然木の腰壁やコルクのフローリングというこだわりにも、ちゃんと対応して頂いたのが良かったです。
工事中はほこりも出るので、3週間くらい、実家の千葉に避難していました。
住んでみて、だんだん良くなっています
完成した我が家を見て、まずは、リビングが明るくなったのが印象的でした。
満足度については、広くなったし空気が良くなりました。弱点は、壁紙がいきいきコートを塗っている関係で、若干はがれやすいことです。
壁紙の継ぎ目が少しすいてくることもあります。今は、はがれやすさについても改善されているそうです。
あとは、特に不満はありません。大工さんもとても親切でした。抗酸化住宅に住んでみて、体調がだんだん良くなっています。
食べ物もあると思いますが、主人もあんなに忙しくしているのに病気知らずで、このごろは、更に元気になりました。
私も、頭痛で寝込むことが少なくなりました。
メッセージ
<リフォームをお考えの方へ>
これから、リフォームをされたい方には、誠実にちゃんとしてくれる建材をつかってくれる業者を選んで欲しいと思います。
高い買い物なので、せっかくの建物が、住めなくなったら悲しくなってしまいます。
特に、奥さんは家にいる時間が長いので、住まいがきちんとしているのが大切だと思います。
あと、ご自分でも、色々と勉強されるといいと思います。
現代の生活は、普通にしていても、化学物質まみれになってしまうので、
食べるものも自分でつくる努力を惜しまないようにされるといいと思います。
身体に悪いものを摂らないようにしているのも、私の調子が良くなった理由の一つです。
<読者の方々へ>
化学物質過敏症のおかげで、逆に良かったことといえば、健康であることのありがたみや、
自然なものに囲まれて生活することの価値に気づけたことです。
だから、今の私にとって、これは必要なことだと理解しています。
そして、不思議なことに、友達もすごく増えました。
自然なことに興味を持っている方、より強く生きようとされている方ばかりなので、お付き合いしていても、いつも気持ちがいいのです。
あと何があっても、怒ったり、恨んだりしないで、感謝することが大切なんだと気付かされました。
以前は、傲慢にも自分の力で生きていると思い込んでいましたが、生かされていることに感謝できるようになりました。
最後に、以前は、科学しか信じていなかったのですが、それ以外のものを信じられるようになりました。
心のあり方が、健康にも、とても大きな影響があると思います。最後までご覧くださり、ありがとうございます。