床屋でジャズは流れているか?

こんばんは。
薬を飲んでいるのに

日に日に咳がひどくなる

近藤哲哉です。

 

さて、先日のブログ

長すぎる髪を切る店舗として

2つ候補を書いたのですが

 

 

本日、その1軒である

白井駅前理容館 に行ってきました。

 

ここはいわゆる昔ながらの床屋さんで

カット+シャンプー+顔そりで2500円。

 

ただし、近藤的にきになったのが

ウェブサイトの店名下に燦然と輝くコピーでした。

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャズを中心に

 

世界の一流の音楽が楽しめる

 

「清潔、丁寧、高技術」の理容店

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どですか

この田舎町の駅前商店街にある床屋としては

超刺激的なコピーではないですか。

 

 

そこで今日、午前中の精米作業が終わり

午後早くに配送のための荷造りも終わったので

白井駅前理容館に向かったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

ボクが入店したとき

60歳くらいの男性客がひとり

仕上げのブローをしてもっらているところでした。

 

 

 

ボクは子供のころに通った懐かしき床屋の雰囲気をかみしめながら

「どうぞぉ」という60くらいのおじいちゃんの声にしたがって

席につきました。

 

 

 

「どうしましょうかねぇ」

「ばっさり全体的に短くしちゃってください」

「後ろは刈り上げまではいかないくらいで、耳もだしちゃっていいね」

「それでいいです」

「上はどれくらい」

「短くして、分け目なしでまえに流してください」

「前髪はまゆの下くらいかな」

「そうですね」

 

 

30秒ほどのコミュニケーションで

おじいちゃんの中のイメージは固まったようでした。

 

 

水の入った霧吹きで髪全体をシュッシュッとして

おじいちゃんは切り出しました。

 

 

 

 

 

「あ・・・」

 

 

 

 

 

昔懐かしい床屋の雰囲気にしばらくのまれていましたが

ようやく気が付きました。

 

 

 

 

BGMは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

演歌でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャズじゃない。

ぜんぜんジャズってない。

 

 

 

おじいちゃんはこじゃれた私服ではなく

理容室然とした白衣をきていました。

 

 

 

照明は薄暗くはなく、炎天下のように明るい。

 

 

 

 

 

 

 

演歌が3曲続いたところで、声が聞こえてきました。

 

 

 

 

 

「あ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

有線の演歌チャンネルじゃなく

 

 

NHK-FMの「演歌スクランブル」という番組でした。

 

 

 

 

時間は14時をすぎると「クラシックカフェ」という番組がはじまり

 

クラシックが流れはじめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャズを中心に世界の一流の音楽が楽しめる─

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ま。

 

 

 

 

確かにジャズを「中心」にしているだけで

演歌やクラシックをかけていけないわけじゃない。

しかも、演歌もクラシックも

 

 

 

世界の一流の音楽だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名古屋から上京して以来

たぶん、はじめて

 

「髭をあたって」もらっていると思います。

 

 

 

 

 

ボクのあごのラインは特殊なのか

髭剃りやシェイバーできれいにそれたためしがありません。

 

*ボクのそり方が悪いという意見もあるでしょうが・・・。

 

 

床屋で髭をあたってもらうのは

こんなに気持ちいいものだったんだなぁ・・・。

 

 

 

 

 

 

店内BGMのことなどとうに忘れ

 

 

 

 

すべすべになったあごのラインをさすりながらボクは

 

 

 

 

クルマのドアを閉め

 

 

 

 

イグニッションキーを回して

 

 

 

 

 

 

 

ゆっくりアクセルを踏み込んだ・・・。

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