ブックデザイン

日曜日、こどもたちの読書のために

市の図書館へいってきました。

 

怪獣は昆虫の本しか借りないし。

あまねは動物の本しか借りないし。

 

なんでもいいとおもうんだけど

今からそんなに偏ってるの?

と、母はなんとか他の本へ

興味を持ってもらうため

色々な本へ誘います。

 

そして昨日たまたま。

 

「あれ?この本・・・。

もしかして・・・。」

 

 

 

 

私がまだ20代の頃

四谷の荒木町で

グラフィックデザイナーを

やっていた頃。

 

ガーデニングがその頃の趣味で

母と一緒によくお庭をいじっていて。

 

この仕事やりたいなー。

楽しそうだなー。って

社内コンペで初めて勝ち取った

私のデビュー作みたいなお仕事でした。

 

装丁デザインから、

中の紙面デザイン、制作まで

全て一人で初めて任された本でした。

 

この本は図書館本といって、

一般の本屋さんには並ばない本。

図書館専門に作られた本。

 

刷り上がった本は手に取らせてもらって

1冊ずついただきましたが

実際図書館に並んでいるところは

初めてみました。

 

もう15年も前のことなので

私がデザイン制作した本なんて

もうなくなってるんだろうと思っていたから

本当に嬉しくて懐かしくて。

 

思わず子供達を呼んで

「これママがデザインした本だよ」

って。

 

でもあまりピンときてないみたいで。

ママがデザインしたということが

イマイチよくわかっていないみたいで。

 

それから家に帰って

確か自分の作品ファイルに

残しておいたと思うんだけど・・・。

 

と本棚を探していたら

ありました。

 

 

懐かしい。

これも子供達に見せて

やっと興味をもってくれたというか

色々質問してくれて

やっと理解してくれた感じでした。

 

また図書館行って

ママがデザインした本を探しに行こう!

と、あまねは提案してくれました。

 

今までこんなことは思ったことないんだけど、

本のデザインを経験できてよかったな。って。

 

大袈裟だけど後世に残り、読み継がれるんだな。

と、初めてそれに気がつきました。

 

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