いただきました。
「やせうま」。
小麦粉で作る大分県の郷土料理。
一般的におやつとして食べられているよう。
やせうまと同じ麺を野菜とともに
味噌仕立ての汁に入れたものが
やはり大分県の有名な郷土料理
「だんご汁」。
なんでやせうまっていうのかな?って
ずっと気になっていて。
馬の餌にするものを人間がたべて
馬が痩せたのかな?
なんていう、私の勝手な想像。
調べてみると
いろいろ由来はあるみたいだけれど・・・。
平安朝の頃、豊後大分に世を忍んで
幼君に仕える八瀬という乳母が
暮らしていたそうな。
その八瀬が幼君のおやつとして、
きな粉をまぶして食べさせたのが、
「やせうま」の始まり。
名前は幼君の
“やせ、うまうま”
が欲しいという言葉が
そのまま「やせうま」に。
焼きやせうまや銘菓としても
発展を遂げているよう。
私は関東にしかいないので
「やせうま」の存在を知らず
今回はじめて食しました。
まず麺を15分ほど茹でてから
冷水で洗い流して
砂糖入りきな粉をまぶして
いただきます。
素朴なきな粉の味わいです。
黒蜜をかければ
ちょっと贅沢になります。
こんなおやつが
大分県では出されているって
なんとも家庭的。
私が住んでいる千葉県白井市は
「梨」の名産だから
秋になれば梨をいくらでも出してあげられるのだけれど
秋が終わると特におすすめできる名産品がない。
梨のブランデーや、
梨のブランデーケーキ・・・。
小さい子供でも
美味しく食べられる名産が欲しい。
だから大分の名物だよ。って
人にお土産できることが
とってもうらやましく思うのです。
麺好きの子供たちは
あっという間に食しました。
ありがとね。
再会できる秋まで
もたせてくれた色々なお土産を
少しずつ食そうと思っていたのだけれど
賞味期限の都合上、
夏前に全部終わっちゃいました。
秋が待ち遠しいよー。